代表挨拶

株式会社白ゆりの社名の由来は、創業者である津田徳治・京子夫妻が、旧満州国の新京(現中国東北部 長春)で昭和11年「白ゆり洋裁店」を開設し、満州の冬の氷点下30度以下の環境の中でも耐えうる防寒着・防寒帽を販売したのが始まりです。戦後、盛岡の地に帰ってきて、夜間塾に始まり、高校浪人の受皿としての予備校を開校し、 現在の教育と情報伝達、この2つの事業を柱に価値を創造する企業となりました。

教育の現場では、これからの国際社会を生き抜いていくため、また、AI(人工知能)、IoT(物のインターネット)といった今後急速に進むであろう社会に対応していくための人材づくりを、国家の一大プロジェクトとして推し進めていこうということでGIGAスクール構想のもと、全ての小中学生に1人1台配備したタブレットやパソコンなどの学習端末が整備されました。 ただ、教育の根本である、「読む」「書く」「話す」「聞く」の重要性は今後も変わることはないでしょう。なぜなら、今の子どもたちが将来働く上で、より必要な能力としての「思考力・判断力・表現力」は、この積み重ねだからです。

そして、この「思考力・判断力・表現力」は一長一短で身に付くものではありません。株式会社白ゆりは、学校用のテスト・テキスト制作や、白ゆりテストの実施を通して、また進学塾作人舘での指導を通して、岩手の子どもたちの学力向上に寄与することと、「社会人として将来を生き抜いていく力」を養うための商品開発やサービスの提供を今後も行って参ります。

2000年代から、パソコンの急速な普及とともにインターネットが身近になり、そして、情報入手の手段がチラシやカタログからスマートフォンやタブレット端末へと移行し、あふれる情報を的確に最適な方法で入手することが困難になりました。 今、様々な情報の入手手段が溢れている中で、ネットの良さ、紙の良さをというものを再定義し、最適な手段で宣伝・広告や情報発信をする必要性があります。 その中で当社は、お客様のニーズにお応えした印刷物制作やWeb制作、さらなる国際化を見据えた商品開発でこれからも社会に貢献してまいります。

「働く」とは、どのようなことでしょう? 単に収入を得ることが目的でしょうか? もしそれだけが目的なのであれば、どんな仕事に就いてもよいでしょう。 しかし、人間は成長し続ける生き物です。人間は、職場という年齢や性別・信条の異なる集団に身を置き、互いの異なる価値観を尊重し合いながら、 一つの目標に向かって協力し合うことで成長していきます。この人間的に成長することこそが、「働く」ことの意義ではないでしょうか。 私たちは教育に携わる会社として、仕事は「教材」、職場は「道場」。その考えのもと、人は学校を卒業して会社に就職しても常に学び続けなければならないと考えております。 だからこそ、そんな未来志向で自分の成長に貪欲な人材を求めています。

そして、株式会社白ゆりは、「自立した行動ができる未来の担い手を育成すること」と「お客様の真のパートナーになること」で社会に貢献する、この経営理念のもと、これからも前進し続けていきます。